クセのある土地ではありますが・・・ この土地はどうでしょう・・・?と相談があり、見てきました。

当社で設計・建築を希望しているお客様から「不動産屋に紹介された土地があるので予算と建築プランを考慮してアドバイスして欲しい」と依頼があり、現地の確認に向かいました。

物件だけを見て、HPや不動産会社から紹介された土地をお客様が個別で検討するのは難しいため、良くある相談です。

今回は「横浜市内の某エリアに限定して1,000万円台中盤の土地」で集めた資料。資金計画から考えられる資金総額は諸費用別で3000万円前半で抑える必要があります。

 

道路と敷地の高低差もなく、角地で一番「顔」の良い土地。

でも、建替える際はセットバック(敷地を道路に提供する部分)が多く、建築する土地としては50㎡強になる事、敷地の間口が4m程度になってしまうため、大型車では駐車スペースの確保が難しく、ご希望のプランには合わなそう。

何より、ビルトイン車庫付・3階建の建築予算で計算すると、資金計画が追いつかなくなってしまいます・・・

建ぺい率・容積率も高く、斜線規制も厳しくないため、予算があれば悪くない土地なので残念。

 

既存の地下車庫・擁壁がある土地。

擁壁は建築時の検査済証があるらしく、設計士の判断で問題が無ければそのまま利用できそう。

でも、このような造成現場では、階段スペースや道路と擁壁の間に空地を設けていたり・・・

奥に見える「間知石積み」という擁壁があり、崩落した場合の安全対策を建物に取入れたり、建てられる部分(有効宅地)が狭かったり、給排水の引直しに費用が掛かったりと、少し注意が必要です。

今回、プランはなんとかなりそうかな・・・と思いましたが、隣地と共有の階段が結構急で、手すりの設置や階段の掘削・補修、給排水引込や隣地との同意・承諾取得なども必要となるため、コストは掛かってしまいそう。

 

平屋・・・?いえいえ・・・

道路から3m近く低い土地です。2階が玄関になっています。高台の分譲地ではよくお見かけする土地ですね。

敷地の奥は結構な法地(傾斜面)になっていました。しかし、30坪以上の面積で価格も1000万円を切っているため、建築コストを掛ければ良いプランが入りそう。

傾斜部分は特殊基礎で造り、基礎の中をを物置や地下室にしてみたり、玄関アプローチと駐車場は鉄骨を組んでしまえば面白いプランができそうです。

土地価格が安いため、付帯工事を考慮しても内装・設備のグレードアップや建物を少し広くしたりと、建物予算を充分確保して、注文住宅を愉しめそうな土地でした。

今回は、資金総額から必要な建物予算を差引いた土地予算が1000万中盤、希望エリア限定で建築できる土地選びだったので少しクセのある土地ではありました。

それでも、建物の予算や間取りを具体的にイメージできている状態から探し始めると、土地の状態を見ながら予算配分や建物イメージを考える事ができるため選びやすくなりますね。

現在、弊社も「宅地建物取引業」の免許を申請中で、6月中旬には不動産営業ができる予定です。これからはお客様に直接土地のご紹介もできるようになります。

これから土地を探し始める方、土地探しが上手く進まずにお悩みの方、工務店は決まっているから土地だけ探して欲しいなんて方も、ぜひご相談下さいませ。